明けまして、おめでとうございます🎍
いつもなら、客数マシマシ必至の限定日は避ける私。が、本日の麺屋歩夢淵野辺本店の限定は、なんとなんと塩のバジル!
バジル大大大好き人間としてはこれは逝かずにはおれません。
12時過ぎ店着すれば並び約20人弱、昨年ツイートされていた並びとは異なりかなり穏やか。
これは嬉しと接続し、うららかな小春の日差しを全身で愉しみながら13時10分、着丼!
【限定】塩のバジルソースまぜそば
麺増し
ショウガ
フラオニ抜き
今回、野菜・アブラ・ニンニクの無料トッピングも有りましたが、私は今回とにかくバジルを堪能したくて、私にしては珍しくコール「そのまま」。が、お年玉子が麺上を覆う一丼に、我と我が目を疑います。
まじか…。
いえ大好きなのです、この味玉になれなかった半熟卵。けれど1個か2個で充分満足。この冗談じみた数量の卵に一気に脳はバグりまくり、全身総毛立たせつつ、条件反射でいただきます。
ばくっ!
麺上に適度なもやし&キャベツ。いつもの顔触れが舌に優しく心を瞬間的に癒してくれます。
そしてこの圧倒的視覚的圧迫感が半端ない半熟卵へ突撃!
ぱくつるうっ!
はうっ!
とろっと甘い半熟の黄身、プルンプルンの白身がハチャメチャ旨い!!
正直言って、ちょっと味が濃く感じてしまう味玉よりも私はこの半熟卵のほうが好きな味なのです(すみません)。
旨いけど!
好きだけど!!
20個を越えたところで数えるのを諦めた私。
上一層かと思いきや、掘っても掘っても出て来る卵。こっ恐い!
一気に全身から血の気が引きます。
麺、野菜が想定より増えるのは許容出来ても卵には耐性も経験も無い私。
頭の中が真っ白になり、ひたすらこの卵に喰らい付きます。
とにかくとにかく軌道修正、見慣れた麺面に戻さねば。
心拍数はマシマシで「撃沈」の恐怖が脳裏を占め、哀しい程に甘やかで愛おしい程に滑らかな舌触りは終わる事無く口腔を愛撫します。
これがせめて5個までだったら…。
好きなんです、美味しいんですけど多過ぎる…。
けれど卵ばかりに精神力を使ってはおれません。
野菜増しをやめてまでのめーん!
ずるうっ!
限定時はカタメ申請不可の為、かなり柔らか目の本日の歩夢麺。冷やし派カタメ派の自分としては「麺」とは別の食べ心地。どちらかと言うと「きしめん」な感じです。
糊化したデンプン質を纏い味蕾に即溶け込み素朴な小麦の味わいを舌に乗せて来ます。
そして全体構成を把握せんと麺の奥底を掘り込めば、上面のバジルソースとは別に底に全く違うタレが溜められています。
底の方から麺を引き出しずるうっ!
!!!
め、めちゃくちゃ旨い!!
塩と言いつつ頬を緩ませる甘味の有る塩ダレが、今日の歩夢麺によく馴染みながら口いっぱいに広がって、これだけで既に完成形。凄く凄く好きな味です。そう、何となく「塩味のバジルソース」と思っていましたが、「塩ダレ」と「バジルソース」と言う構成なのです。
塩ダレを纏う麺に今日の特別スタッフ🇵🇭🍌さんオススメのショウガを混ぜれば更に風味マシマシ。MAX完成形の旨さです。
これはうかつにバジルソースと混ぜてしまってはもったいないです。バジルソースは単体で野菜とぱくり!
!!!
あ~!
ババババジル!
爽やかに広がるバジルバジル!
が、チーズがかなり合わされておりその甘さコクが明らかに、イタリアンとは一線を画す汁なしらしいパンチ力を効かせています。
それと本日のデフォトッピングの紫玉ねぎがまたよく合います。
そんなところで本日の豚さん!
双方見事な綺麗な端豚さん、ありがとうございます!
ふわりほろりとしたちょい濃い目ながらすっきりとした塩味の豚さんは寧ろ個性爆発な本日のスペックの中で良い箸休め。
漸く卵があと2、3個となったところでほっとしましたが、案の定今度は食べても食べても減らない麺。しかも食べ慣れていない汁なしはタレも飛び易く麺も引き出しにくく持参の割り箸はギュウギュウに詰まった歩夢麺に2膳とも折れ、店設のプラ箸で挑みます。
塩ダレ、バジルソース、それぞれを分けて味わいながら、自然に混ざればそれもまた良し。
忘れそうなところで本日デフォで付いていた生卵。普段は使わないので食べ方をと周りを見渡せば、皆さんこれを溶いて麺を浸けて食べているようですがすり鉢から少なくなった麺を引き出すのって腕のストロークが大きくて結構大変なんですよね。
と、言うことでおもむろに生卵をそのまますり鉢へIN。
もう考えている余裕も無いのでグルグルッとかき回し、まろやかになった全てをずるずるっと啜り込んで…。
初出にして本日のみの限定塩のバジルソースまぜそば。
全身全霊で受け止めさせて頂きました。
やはり麺屋歩夢淵野辺本店。色々な意味でまごうこと無き最強別格。
私のすり鉢デビューも撃沈歴も、全て全てこの店のもの。
そんな私の特別なお店、麺屋歩夢淵野辺本店で新年初麺詣を迎えることが出来た2023年は、間違い無く強く逞しく生き抜く勇気とエネルギーを私に与えてくれました。
そして店内店外には明るく個性的な常連様、ツイッターでのお仲間様も集まっており、そんな皆様とご挨拶も出来まして更に嬉しさマシマシで、帰りのペダルも軽やかです。
さあ始まる新たな一年。
本年もよろしくお願い致します。
ごちそうさまでした。