麺屋歩夢淵野辺本店。
ずっと気になっていつつもかなりヘビー級との噂。なれどこれを食べなきゃ人生損をしているとまで言われている逸品がこちら。
汁なしです。
今回、遂に初挑戦。
大汁なし(980円)麺700g申請＋生姜W(100円)＋魚粉(100円)＋海苔(100円)＋生卵W(100円)。フラオニ抜き、アブラ少なめ。
コールはヤサイマシマシニンニクです。
汁なしはデフォで生卵が付くと知っていたのにうっかり生卵Wを買ってしまい生卵トリプルになってしまうあるある(笑)。
そして持ち込み許可を頂いている追い飯をこちらでピック。
十穀ご飯(500g)(675円)、手作りで体に良さそうなお惣菜屋さんで気になっていたお店ですが、お惣菜を買わずにご飯だけ(汗)。
なかなか良いお値段ですがせっかくなので健康の為にも奮発します。
さてさて歩夢プレゼンツ、噂の汁なしのお味や如何に？
ぱくり。
野菜はいつもより火の入りしっかり目。こちらは時々キャベツが固いことが有るのですが本日は多少の噛み応えを残しながらキャベツの芯まで繊維感の無い仕上がりです。
それではメインディッシュのめーん！
ずるうっ！
！！！
小麦の風味、半端ない！
まさに豊穣の穀物の香り、熱と共にぷんぷん匂い立つ歩夢麺、ラーメン、つけ麺とはまた違う力強い麺の存在感がぐっとせり出して来ます。
モチモチ感が非常に強く表皮のでんぷん質感も強め。太く長く重いのですが、滑らかさも有しているので啜り安いです。
そんな麺に既に絡められている醤油ダレとブラックペッパー。しっかり味が付いており、この味で野菜もガンガン進みます。
ブラックペッパーはスパイシーを通り越して唐辛子を錯覚させる辛いレベルですが歩夢の剛麺に非常によく合います。
味は前情報ほど濃くはないように思いますが、野菜無しだとキツイかも。
醤油ダレは遥か麺の奥底で、上方からは掘ってもよく見えません。
常連様方推しの魚粉を増してみましたが、別皿にしてもらうのを忘れたので最初から混ぜられておりデフォとどう味が変わっていたのか分からず(爆)。しかも私のバカ舌ではさほど魚粉の味は感じず。
因みに生姜やニンニクは、スープ系程全体的な味変にはならず局所的にピリッとして終わってしまったのがちょっと残念。
海苔もそこまでマストアイテムではなかったかな？
本日の豚さん！
本日は２枚ともバラロール。前回より味が薄めでこちらのほうが好みです。赤身はしっとりとまでは行きませんが柔らかく脂身も程好く脂が抜けてフワトロです。
でも豚ってやっぱりスープに浸して食べたかったかも。
豚やヤサイと麺を食べて行きますが、今日の麺はアブラも纏ってやっぱり重ため。またこれでもかと言うブラックペッパーが予想以上に刺激が強く発汗作用が半端有りません。
ちょっと危機感を覚えつつもゴールが見えて来ましたので、すり鉢の底から醤油ダレを掬い、生卵のお皿に取り分け十穀ご飯をドボン！
TKG・Tatinです。
そして麺を残したすり鉢には追いスープをお願いして…
あぁ…。
豚骨というより上質な肉を思わせる混濁しつつも純粋さの有る歩夢のスープ。薫りだけでうっとりします。
熱々なので温度低下と共にねっとりと重くなっていた醤油ダレのアブラがサラリと軽やかになり、重たくなりつつあった汁なしが一気に活性化します。
そんなスープは追い飯に合わせてもめちゃくちゃ美味しい！
と、言うことで残りの麺と追い飯を堪能したところで…。
胃袋の限界でせっかくの豚ポタージュを完飲出来ず(無念！)。
アブラに弱い私だと、やはり麺はさっぱり系の七割くらいに抑えるくらいが美味しく食べられる適量ですね。
そしてこちらの汁なしは、カレー&チーズや生卵&チーズの通称あゆボナーラ等、常連様方々が生み出した魅力的なバリエーションも豊富。
胃力を鍛えてこれまた味わってみたいです。
因みに歩夢の常連様の中にはカツ丼で追い飯をなさる猛者も居らっしゃるそうな。
ごちそうさまでした。
