ラーメン二郎八王子野猿街道2~さらば雄々しき大看板!何故か痛い奴チャレンジ回?!辛い奴de大つけ麺!

碧空に映える野猿二郎の大看板、それは海原に輝く灯台の如く私達を導き見守って来てくれた野猿二郎のシンボルでしたが…。
遂にお役目を終える日が近づいているとのことで。

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最後の勇姿を見納めに参上!

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大つけ麺
麺増し
辛い奴
生姜

本日、店主会議で店主様は不在ながら4人の助手さん達の動きはダンスグループのようにキレッキレ。ボ~ッと見惚れていればあっという間に「ニンニクいれますか?」

野菜マシマシニンニク少し!着丼!

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えええええ!

辛い奴1枚ってこの真っ赤な激辛ソースは入らないはずじゃなかったですか?!
辛いではなく痛い奴だとTwitterで噂のソース、しかもめっちゃ掛かっているし?!

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8号すり鉢とは言え箸メーターで普通にヤバい指数を弾き出すこの麺量は一体…。

本日は大好き大得意なつけ麺で、ちょっとピリ辛な温活仕様をと冒険心は出してみたものの、穏やかに大看板を見送ろうと思っていましたが、これはかなーりヤバいです。
が、笑顔爽やかな助手さん達のご好意はありがたく受けて立つ、いや受け止めなければ。いただきます!

これはまずはスピードダッシュ、とにかく減っているという実感が無いとメンタルが見た目にやられます。
が、今回のネックは何と言っても激辛ソース、辛いのが基本的に苦手な私がこのソースをくだすには、何か策を講じねば!

と、脳は弾けど手と口は勝手に動き、ちょびっと赤いソースを箸先に付けてガバリと大量の野菜で緩和させる作戦に出ます。

はぅっっっ!

つんざく刺激が喉を直撃、慌てて野菜を追加して、水分とともに和らげます。

これはーーー(悲鳴)!

最初のほうでヤッておかねば終盤ではヤられる奴です。
純な野菜が有るうちに、勢い付けて激辛ソースに猛追し、ソースが溶け込むスープ全体の辛さレベルを引き下げます。

が、辛さが舌に味が乗ればやはり一刻も早く啜りたい!めーん!

ずるうっ!

ああああっ!

冷涼な多摩の清水に締められた野猿麺、「刺身」とはよく例えたものです。
ツルツルと滑らか喉越し良く、ふわんと優しい小麦の薫り、スープの攻撃性をたおやかに包み込む瑞々しい麺です。以前よりちょっと細くなりましたかね?

スープ下の野菜を食べようと、箸を入れればずるりとまさかの。

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デカ豚さん3枚目ー!

デフォでもビビるデカデカ豚2枚(しかも1個は端豚)に更に箸の長さとアンバランスな巨豚が真紅のつけ汁を滴らせながら出現ーーー!

こーれーはー!
嬉しいぃいい!

私が行くタイミングでは常に売り切れの豚増し券。いつかはと夢見ていましたがまさか夢叶うとは。

が、店主様店主様、助手様達がちょっと暴走気味ですよ!(爆)

思わずガブリと噛み付けば

ああっ!

プルンプルンの甘い脂身と、齧り付いた瞬間はグミリとした歯応えながら口の中では柔らかジューシーな赤身、味付けどうこうと言うよりもとにかく圧倒的な旨味の奔流まさに王者野猿の名に相応しい神豚!

はぅう幸せぇぇ~。

た~っくさん有るのでチビチビ節約しながら最後のお楽しみにとっておく…のではなく思いっきり大口で、序盤から喰らい付ける幸せに、脳からドバドバセロトニンが放出されます。

今日の豚はかなり脂身が多目だったのですが、つけ汁が辛い奴の為か、いつも以上に甘く感じとっても美味しい。野猿の豚は余分な脂が落とされていて、これだけボリューミーでも美味しく食べれてしまうんです。

つけ汁は当たり前に辛味強め、そのものはかなり喉に来ます。が、野猿汁の強力なボディに支えられ、辛さは寧ろ魂を突き動かす促進剤。
辛さ耐性がほとんど無いので逆に限界越えして感覚的には熱さと同化、刺激自体は強いので、麺まで染め上げてしまうのは絶対危険といつも以上におかず食い。

見た目も味も癒される、うずらの卵と幸せを呼ぶ黄色いコーン。

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野菜も野猿はキャベツ比率が高くってしかも濃い緑の葉、薄い黄緑の葉、芯、あらゆる部分が同じ固さに近い絶妙の茹で加減、もやしもシャキシャキで辛いスープだと余計に食べられてしまいます。うーんヘルシー!

激辛ソースの影響で、デフォの辛い奴1枚分とはかなり違うような気がするつけ汁には、生姜やニンニク少しはかなり圧され気味だったので、これはネギ増しのほうが良かったかな?

最後のお楽しみはやっぱり蕩ける端豚様。
この塊に喰らいつく愉しみは生きてて良かったと思いますねぇ…。

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有終の美を飾る大看板の前での撃沈は絶対に避けたいとの勢いも有りましたが、あの激辛ソースとこの麺量、KK出来たのはやはり野猿だからこそ。二郎は二郎と言う食べ物と言いますが、野猿はまさに野猿という唯一無二の食べ物です。

撃沈寸前だったけど、恐い思いもしたけれど、次いつ行こうか何食べようか、もう考えてる私がいます(笑)

ごちそうさまでした。