麺屋歩夢金沢八景店~オサレカフェ飯?!【限定】冷やしジャージャー麺は美味しく新時代デザインな逸品だ!

海の日も過ぎた本日ですが、久しぶりに海へ行こうか。
ずっと気になっている限定が、Twitterで連日網膜を焼き、そろそろ我慢も限界為り。

f:id:hirokokko1:20210723143712j:plain

麺屋歩夢金沢八景
【夏期限定】冷やしジャージャー麺(大)
麺増し700g
生姜
海苔
生卵W
野菜マシマシです。
最後に味を濃く感じるというコメントがTwitterで散見されたので、タレを少な目にして貰いましたが、どうやら私が苦手な固形脂も抜いてくれたようです。足りなかったらお好みで、とお椀でタレを別で頂きました。

f:id:hirokokko1:20210723145116j:plain

清楚な真っ白の角皿に盛られた色鮮やかなジャージャー麺。銀座、青山のオサレなカフェ飯を見慣れた私(嘘です)すら、息を飲むような美しさ。見るからに涼やかな一品です。

そしてどう見ても生姜も海苔もシングルとは思えない…。
たまにしか来ない私にまで、お心遣い本当にありがとうございますm(_ _)m。

それではワクワクいただきます。

ぱくり。

私はやっぱり野菜から。
こちらの野菜はしっかり冷やしている本店とは異なりほの温か。それが意外にも体をほっと緩めてくれます。
急激に冷たさが体内に流れ込むのでもなく蒸気にやられる熱々でもない適温の野菜、物凄く心地好しです。
茹で加減もベスト、もやしの水っぽさも無くキャベツ比率もかなり高くて野菜だけ食べても美味しいです。

それでは金沢八景プレゼンツ、めーん!

f:id:hirokokko1:20210723150312j:plain

ずるうっ!

!!!

小麦の素直な味わいがふんわり広がるのが特徴的な八景麺。けれど以前より重量感や太さが増して本店寄りになった気がします。けれど茹で加減は誤差の範囲かもしれませんが本日は結構柔らか目、でんぷん質感の高い麺で、個人的にはカタメ好きですがタレとよく馴染み喉通りが良いです。
とは言え前回とはメニューも違うし、それほど何回も来ているわけでは無いのではっきり分かる訳ではないですけれど(汗)。

そんな麺の下の力持ち、今回の冷やしダレはゴマクリーミーでまろやかな甘味と塩気でちょーぉ好み!この麺に絡むと相乗効果で益々旨ぁい!
お皿の手前角を突破口に、野菜を下に敷き入れて麺と一緒に、ちょっと風味の強いネギと生姜は後回し、爽やかな胡瓜を摘まみ摘まみ呼吸も忘れて啜り込みます。

本日の豚さん!

f:id:hirokokko1:20210723151616j:plain

ガブリ!

!!!

はうー!旨ーい!

とにかく丁寧に作られている事が分かるバラの一枚は薄めの脂身がさっぱり軽やか。プルンと甘さだけを味わわせてくれます。赤身もしっとりさっくりと、噛む程に旨み溢れる豚さん!

そしてもう一枚は腕とおぼしき赤身主体ですがこちら、更にしっとり柔らかジューシーで、ちょっと味付けは濃い目ですけど、そこまで豚好きではない私が増さなかったのを後悔したような神豚!
…あ、お土産って手も有ったんでしたね…。

そして注目のジャージャー味噌をちょびちょびすれば、八丁味噌のような濃厚な発酵臭漂う味噌ペーストで、且つ塩分の尖りを包み込む旨味が何とも舌を焦がします。

これは病み付きぃぃぃ…。

少量に見えても味わいからはしっかりとしたボリュームで、勿体なさと味の強さで配分に悩みつつも野菜も程好く減ったところでいよいよ全部マゼマゼ~!

f:id:hirokokko1:20210723153331j:plain

あああ!合う合う!合いますね。
生姜も葱もちぎった海苔も、それぞれの風味がどれもこれもパズルの様に組み合わさって、胡瓜全部食べ尽くしてたのは残念でしたがこのマゼマゼのカオスな味わいは、取り返しのつかないやるせなさも相混じり、更に七味やブラックペッパーを降り降りすれば、更に高揚感がマシマシです。

そして総帥様のご好意により割りスープ!

f:id:hirokokko1:20210723154226j:plain

はうぅ~。

香りからして幸せぇ~。

もうこのスープが本当に旨いのです。
脂っこさが無くて、それでいながら豚の旨味がたっぷりで、包容力の有る芳ばしくふくよかな味わいに脳髄まで満たされます。

確かに本店とも通ずる風味、やっぱり私は「歩夢」のスープが凄く好きなんだと思います。どちらも美味しいのですけれど、今日の八景スープは本当に美味しかったです。
まだ金沢八景のデフォを食べたことが無いのですが、麺は水で締めた麺が好きなので、なかなかラーメンに辿り着かないのが悩ましいところ。本店のようにラーメン味のつけ麺が出来たらな~。

f:id:hirokokko1:20210723191321j:plain

そろそろ岩下の新生姜でさっぱりと。

そしてとっておいた生卵の黄身を麺にスープにとろかせば、何故かコーンポタージュを彷彿させる甘味とコクとまろやかさ。

白身は予め、スープを入れて貰う前に麺に絡めておくのが個人的なポイントです。
白身のほうが凝固温度が高いのとアビジンを不活性化する為に、早め高めでスープに当たらせておきたいのと黄身の味が白身で薄まるのを防ぐ為ですがこの辺は好みですね。

f:id:hirokokko1:20210723193600j:plain

この角皿、最後のスープが凄く飲みやすいです!
すり鉢だと重いし円周が大きくてこぼしそうになるんですけどこれだと角からスルスル飲めます。さすが総帥、グッジョブ!

f:id:hirokokko1:20210723232341j:plain

総帥、森さん、コングさん、皆さんそれぞれ個性的でありながら優しい丁寧な接客で、二郎系にありがちな緊張感が無くやっぱり凄く居心地が良いです。
本店は体育会系な雰囲気で、こちらは文化系なところ(笑)もそれぞれの持ち味でしょうか。

来るとまた来たくなる金沢八景

ごちそうさまでした。