MEN YARD FIGHT~これが噂のバキボキ麺!ラーメン&えびラーメン

土日定休、祝日ほぼ休み。
デスクOLにはまず行かれないMEN YARD FIGHT。
蓮爾という「バキボキ麺」「生煮え麺」とも表現される個性的な麺で有名なお店で修行した方が独立したお店だそうです。

蓮爾は物凄く気になるのですが、店員さんが怖い、雰囲気がピリピリしている、清潔感が今ひとつという話ですので私にはハードルが高く諦めています。お店の迷惑になってもいけないですしね。

が、こちらのMEN YARD FIGHTは女性にも入りやすいていうことで、ずっと機会を伺っていましたが祝日29日営業の本日、遂に訪店!

11時50分25人程の行列に接続しますが、進みはかなりゆっくりです。
さすがはHARD CORE NUDE、いや、HARD CORE NOODLE。

店内待ちに昇格すれば、レスラーみたいな店主さんと助手さんの2人体制。接客はスマートで非常に好感が持てます。
席はグループは隣席ですが基本的には椅子は一席づつ開けて着席。食事が済んだテーブルは必ず助手さんがアルコール消毒と拭き取り、店内待ち時も、客が詰めそうになると間隔を開けるよう声掛けが為されます。勿論、冷水器脇には手指消毒用アルコール。かなり徹底してウイルス対策が取られています。

そしていよいよバーのようなカウンターに着席、惚れ惚れするような店主さんの刺青や小気味良い助手さんの動きに目を奪われているうちに「ニンニク入れますか?」

13時、着丼!

ラーメン麺370g(800円)+海苔(100円)+生姜(50円)、コールはヤサイマシマシアブラマシニンニク少しです。

ばくっ!

もやしは良い意味でクタリ気味。キャベツも少量ながら甘味がきちんと感じられます。スープと馴染みも良く始めから食べ易いです。マシマシですが、歩夢に鍛えられ過ぎていて(笑)、盛られてる感は有りません。
アブラは適度に肉混じり。脂っこさが無く塩気控えめ甘めの私好み。プルンと柔らかく、マシ量適度でマシマシ野菜とのバランスも良し。

ボリューム満点と言う噂の豚。

確かに塊では有るのですが一口サイズ。それが2個。ホロホロで味染み良しというのは評判通りですが二郎系にしては物足りなし。
炙り豚、凄く食べてみたかったのですが売り切れ、残念です。

スープ!

これ好きだ!
乳化し表面の油膜は薄く、豚の甘味が引き立つ程好いカエシ。最後まで濃さを感じる事無く飲み干せるタイプ。勿論野菜や麺との味の繋がりも宜しいです。

さあ、メイン行くよ!

これが噂のバキバキ麺か!

ずるうっ!

成程、暴れる暴れるぶりんぶりんの極太麺。啜ろうとすれば生き物のようにスープを野菜を跳ね上げます。しかもどこから攻撃が来るか分からない!
その割にはツルツル滑らかな表面で、唇の滑りは非常に良いです。私の苦手なラーメンの麺のでんぷん質のぬめりが無くて、それだけでもかなり好きなヤツ。とにかく一本一本にボリュームが有るので、一本全てを啜り切ろうとするよりは、ここは諦めて途中で噛み切ったほうが食べ易いです。
麺の断面を見ると芯が白く残るアルデンテ。ですがバキボキと言うよりはムチムチシコシコに近いです。極太ですが、歯切れが良くそれが凄く私好み。よく「顎が疲れる」「固すぎる」というコメントを見かけますが、そこまで極端ではないと思います。又、固いと言うよりは縦方向の弾性が有る感じ。
それほど密度が高い訳でも無くラーメンだと思わなければそれほど違和感の無い噛み応え。芯を残す程で有りながら粉っぽさを感じないのでそれなりに加水率も高いのではないでしょうか。

ニンニクと生姜のバランスが今回は非常に良かったです。辛過ぎる事もなく、ピリッとした両薬味が後半爽やかに効いて来ます。

更に海苔がかなり好相性。ぶっとい麺を挟んで食べるのは難しいですが、スープに浸して麺に絡めて頂きます。ラーメン屋の海苔は厚みや香りがイマイチの所も多いですがこちらは麺に負けないことを意識してかかなり良質。

さあ、更に延びている行列に、急いで並んで2杯目です。

えびラーメン麺370g(1,000円)+海苔(100円)+生姜(50円)+きくらげ(100円)です。
1杯目で気に入った海苔と生姜に、珍しいので、きくらげもプラス。コールはラーメン同様、ヤサイマシマシアブラマシ、ニンニク少しです。

ばくっ!

きくらげ、旨い!

いや、味自体はほとんど無いのですけれど、コリコリの歯触りがアブラやしっとりもやしの中で小気味良いです。細切りになっているので好みの割合に調整しやすいのも良いですね。

そしてスープ!

こ、これは!

これは超絶旨い!!

海老殻の芳ばしさがラーメン同様の甘味の有る乳化スープに強く立ち昇り、海老の持つ軽い苦味や甘味がふくよかに口腔を潤します。

ぐぉお~…。

海老香味油の膜は有りつつも、不思議と油っこさが無く、生姜効果も有ってこれはかなり女性も好む味ではないでしょうか。
底のほうにはアミエビとおぼしき小エビがたくさん沈んでおりかなり贅沢なスープです。なんかたくさんのつぶらな黒目と視線が合ってしまうのがちょっと心が痛い。

2杯目ともなると卓上調味料に手を出す余裕も生まれて来ます。

胡椒が粗挽きなのが良いね!

更に冷水器脇にしか無い花椒

花椒、合うぅ~。
舌に痺れるようなどこか柑橘系のエスニックな香りと辛味が海老スープを引き立てます。

そして勿論、海の幸同士、海苔も間違い無く最高に美味しい。量も大きさも◎。

そしてお気付きになりましたでしょうか。
頼んでいないうずらの卵が1個コロリンコ。
連食サービスかな?ありがとうございます♪

そんなうずらの卵は、塩気の中のぷりんとした白身と溶け出す黄身の甘味、舌触りといい味といい、可愛いヤツですね。

麺で有名なお店ですけど、スープもトッピングも全てにおいて丁寧な作り込み。それらが組み合わされた時のバランスも、客のカスタマイズ如何に関わらず非常に良いです。

しかも券売機の下の方には「つけ変更」のボタン。今は×ランプがついていましたが夏はつけ麺が出るのかな?
そうしたら会社休んで絶対来よう。炙り豚とたまラーメンも食べないと!

ごちそうさまでした。