ここまで来たら、行くしかない!
多摩二郎の中でも最強と呼ばれる通称野猿、ラーメン二郎 八王子野猿街道店2!
コロナの影響をものともせずに、二郎在るところ並び有り。並び有るところ二郎有り。
12時30分、外待ち15人、店内待ち8人に接続です。
こちら私の滞在時間の間だけでもお子さん連れの家族連れが3組、カップル2組、さすがに女性独りというのは私だけでしたが女性比率も高めです。
そしてこちらは店員さんも皆頭には頭髪落下防止にきっちりとタオルを巻きマスク着用、豚や生麺は素手で鷲掴みですが、まあ高級な寿司屋とかでも握るのは素手のほうが美味しい(行ったこと無いけど多分)ですしね。アルコールスプレーシュコシュコしてれば綺麗って訳でも無いですし、ある程度は豪に入れば郷に従えと言うことで。
そして今回の一杯目♪
つけ麺(940円)
…の先行、つけ汁です。
コールはニンニクのみ。デフォでこの野菜、明らかに他店のマシマシレベル。ここ野猿街道店はとにかく量が多いと言われています。
マジで間違いでラーメン来ちゃったのかと思ったよ…。
因みに券売機のメニュー写真。
いや違い過ぎるでしょこれ…。
今日の野菜はもやし:キャベツ8:2と言うところ。キャベツ比率高めとも言われているこちらですが本日は低め、と言うより二郎系ラーメン店全体的に、キャベツ率低めな気がします。冬キャベツ~春キャベツ、今は旬の筈しかもキャベツ相場は昨年の半分以下に低迷している筈なのですが。
と眺め回したところでぱくり。
!!!
旨い!
胡麻油香る濃いつけ汁が、既に野菜に絡んでおり、ちょっとビビンバのもやしに近い、しょっぱと油が相混じり、たかがもやしされどもやし、一口目から、主役級の旨さです。
麺、着丼!
大って書いてない食券なら小ですよね?!
いやこれ普通の店なら特盛りってレベルじゃね?450gくらいは有るよね?!
並べてみます!
別アングル!
どちらもボリューミー!!
と、麺を一口ちゅるっとな。
極太平打ちよじれ麺の、見た目に違わぬ食べ応え。一本一本中心部に向かってぎゅぎゅっと密度高く、微かに残る粉の粒子が拡散的にライト方向へ引き上げています。喉越しが良いながらモチッとした食感も有り、これは二郎らしい媚びの無い麺ですね。
野菜が熱々なのにスープはちょっとぬるめ。今はどこもつけ汁の温度が低めですね。そのほうが旨味が伝わりやすいとも言いますが、やっぱり熱々のほうが香りが良いんですよね。
その気になるお味ははっきり言ってラーメンスープとどう違うの?!と思うほどこってりで、これまで私が食べて来たつけ麺のような甘味や酸味がほとんど無いつけ汁。塩味+辛味で喉がひりつくくらいです。
これまで食した二郎のつけ麺同様、黒胡麻や一味も目視出来ます。ある程度、共通の基本レシピが有るのでしょうか。
豚!
殺しに来ているとしか思えん(叫)。
左の端豚はまさに拳大。この私でさえ一瞬恐怖を抱くデカさ。これ普通の女の子、ましてや子供さん、食べ切れるんだろうか。
流石に最後に残すと重くなりそうなので野菜が有るうちに削っておきます。重くてデカくて持ち上げられず、顔面近付け犬喰いで、ガブリと食い付けば柔らかく歯切れの良いホロホロタイプ。
繊維感。
カエシではない塩気強め。単独よりも野菜、スープ、麺と一緒に頬張る系。
良くも悪くも腕肉なので、3分の2から半分くらい脂身。アブラ増していないのにマシマシレベルにアブラギッシュ。
ニンニクはかなり粗切りで、小梅の種かと思う程の大きさの物も。自然、スープに溶け込むと言うより辛味の強い具材感。
予想以上のボリュームに度胆を抜かれつつ、いざやとつけ汁に麺をin。が、太麺とつけ汁の味がイマイチ絡まず。それぞれ単独だと美味しいのになんか平行線をたどってる…。
塩味濃い目なつけ汁は、理論的には合う筈ですが、どうも麺に絡むドロドロ甘い系のつけ麺が好きな私はちょっと方向が違っていたかも。
但し味ののった野菜と絡めながら食べることでつけ麺食べた感は無いものの気付けば麺はスルスル進み、野菜から出る水分でも味が薄くならなかった辛いつけ汁をグビッと飲み干しKKです。
女性限定サービスのうずらの卵、意外と口直しのホロッとした黄身の甘味とつるんとした白身の無味の甘味が舌に嬉しい♪
この時点で外待ち無しの午後1時半、即並び直して2杯目です。
小ラーメン(790円)、コールはニンニクのみです。
メニュー写真。
うぅ~ん、こちらはまぁ妥当なところ?
が?!
連食サービスか?!
ずるんと引き出せば豚が2個の筈が3個!
もしかして大きいものだと2個、小さいものだと3個かとも思いましたがいや普通にデカい。
さすがに冷や汗タラリで齧ります。何と今回は軟骨入り。カリカリ食感がワシワシとした肉塊の中で軽やかなアクセント。そして多分コラーゲン&カルシウム補給率アップ。もはやラーメン食ってる以前に肉と脂食ってる感が半端なし。
眩しい程に白いもやしはトップはほっとする程素のもやし。そこにスープをかけて食せば。
!!!
旨い!
これが音に聞く野猿のド乳化スープ。豚の髄と脂の濃厚な甘味、内臓が燃え上がる程に美味い!
こぼれそうなスープを縁から掬い、バシバシ掛けながら野菜を削り、安全な標高にしてから麺を引っ張り出します。
熱々の麺がエネルギッシュ!
つけ麺とはまた異なる圧倒的な小麦感。濃ゆいスープにも負けない強い香りがまた新境地。ただ私の好みから外れる柔らかさがちょっと残念。
初めはスープが少ないかと思ったのですが、意外と最後に残ります。それが最初の頃とは打って変わって恐ろしい程の液体アブラ。甘いと言うよりズシンとヘビー、正直胃に来る。けれども鬼デカ豚ガラが、ドザバとドラム缶のような寸胴で、グツグツ煮え滾る豚骨スープを見れば、あのコラーゲンを摂らないなんてと萌え滾る女心。
グビッと飲み干せばかわいい(?)髑髏がコンニチハ。
冬に逆戻りかと思う外気温に反し汗ダクダクの体反応。
いや~、さすがは野猿、名前と噂以上のパンチ力は随一ですね。
ボリュームもさることながら脂がキツイので次回は夏季限定のシークワサーつけ麺を狙いたいです。
そしてラーメンのサイズはミニにして、野菜マシニンニク少しアブラ控えめ辺りがバランス良さそう。ミニだとコーントッピングも入るそうですしね。
トッピングと言えば、ネギやキリ(クリームチーズ)も合うらしいんです。試してみたいです。
ごちそうさまでした。