ラーメン二郎 中山駅前店

めじろ台店が有りませば、他の二郎は行かずとも。

そう思ってはいましたが、3月1日、横浜関内店が1ヶ月の改装休業を経てオープン、そちらに人が流れるのではと、更にコロナコロナのこのご時世、行列も短そう。
そして隔週変わりメニューが今週はつけ麺、週変わりトッピングが甘~い味噌、魅力的過ぎていざ訪店!

12時外待ち15人に接続、店内待ちは常時10人程でしょうか。

こちらのお店、先日某ユーチューバーによって、店内カウンターに麺直置きで製麺作業をしている動画がアップされ、視聴者同様、衛生管理に私も疑念を抱きましたが、これを機会に、又コロナ事情も合わせて衛生意識が高まってくれていたらという期待も有りましたが…。

うん…。
頭髪落下を防ぐ為の三角巾的等の着用は無く豚や生麺は素手で手づかみ、カウンター上の台布巾は拭くのを躊躇う程ギトってますね…。

めじろ台は三角巾マスク手袋着用で、作業的にも衛生管理が意識されているのが感じられるのですが。

気を取り直して本日のオーダー。

小つけ麺豚2枚(小ラーメン780円+つけ麺100円)+甘~い味噌(50円)、ヤサイマシマシニンニクです。

つけ汁丼は既に大盛りラーメン状態、下までぎっちりヤサイです。

先につけ汁が来たのでちょっとヤサイの山削ってますが、麺と並べるとこんな感じ。

一般的なラーメンと、明らかにトッピングと麺のボリューム比率が違ってますね。

けれど中山駅前店は、野菜が美味しいと評判なのです。見た目はやっぱりもやし率高めですが、今回は甘~い味噌という味変アイテムも有りますし、主役不明ながらいただきます。

ぱくり。

もやしはバリバリ、キャベツも浅茹でで一部ガリガリ。これは食感を楽しむには良い茹で加減ですが、野菜の旨味を引き出している、とまではいかないですね。

スープはガツンと胡麻油、けれど表層一層程度。甘味や酸味はあまり有りません。つけ麺仕様なだけあり塩味は強め。一味のピリ辛味、豚の出汁感、有る意味既視感が無い訳でも無い味ではあります。味や食感への影響は微妙ですが黒胡麻も目視出来ます。増していずとも塊脂がたっぷりですが、不思議と脂っこさが有りません。

まずはつけ汁に沈んでいるヤサイを掘り出して、山頂に滑らせて味をまわしながらヤサイをひたすら攻略します。そして完食への見通しを付けたところで麺をちゅるり。

お、こちらのつけ麺は麺カタメ不可の為、かなり柔らか目なのは確かなのですがプリンプリンの啜り心地とのバランスが良くこれは自分でも知らなかった好みの麺。小麦の旨味は弱くオーションの個性が活かされているかと言えば微妙ですが、他には無い麺を打ち出しているとも言えます。いくらでも食べられそうな瑞々しい麺です。麺量はめじろ台より少な目。300gくらいでしょうか。デフォとつけ麺で量を変えていないと思われます。

さて中山くんちの豚さんは~♪

わぁい、一枚は端豚ぁ~♪

ぱくっ♪

!!!

こ、これは!

赤身まで、脂身のようにしっとり柔らか。舌の上で蕩け肉の繊維を感じさせません。
それでいながら出し殻感が無く、豚の旨味を残しながら醤油と出汁の旨味を吸い込んでおり塩味まろやか。これはまさに神豚降臨、脂肪分がしっかり抜いてあるので食べ心地も軽やか。これまた幾らでも食べられそう。100円足せば3枚増せるのはかなり選択肢として魅力的♪

甘~い味噌は、思ったよりも甘味も塩気も強くはなく、野菜の端切れ入りの油味噌みたいな感じ、味噌と言うより辛くないコチュジャンみたいでそこまで好みの味ではなかったかな。

さぁ、並び直して2杯目です。
並びは外待ち10人くらい、さっきより短いのは閉店時間が2時と早めだからでしょうか。

小ラーメン(780円)、ヤサイマシマシニンニクアブラです。他の人が100%アブラを増しているので思わずマシコール。因みに食券を見せるタイミングで麺カタメコールです。

さてホカホカのヤサイ富士をざっくり箸でほぐしつつ、卓上のBPをパラリとかけてぱくり。

ああ、やっぱりBPは万能です。もやしアブラがランクアップ。香り豊かに食べ飽き気味のもやしがまたまたガンガン行けます。やっぱり熱さも美味しさのうちですね。つけ麺はどうしてもつけ汁が冷えますので。しかもこの増したアブラ、煮きってあるので脂っこくなくてしかも甘味が有って確かに美味しい。脂っこいの苦手な筈の私でも、マシマシ行きたくなる程です。

そしてスープ!塩加減が丁度良く、油膜の見た目とは裏腹にごくごく飲める不思議な油の軽やかさ。醤油のエッジが強いと言う前情報とは異なり私的にはバランスタイプ、ふくよかな甘さを強く感じて凄く好み!

同じマシマシでも、こちらは麺上に乗せなければならないからか、ヤサイはつけ麺より少なめですね。けれどバランスは良くスープを絡ませながらガンガン食べられます。

この300gの麺量は何気に適量。麺カタメをしっかり堪能出来ます。軽く腰が有り、スープに浸ったが故のデンプンの重さ粉っぽさが無くてツルツル気持ち良く食べられます。

ヤサイの下からコンニチハ。

ヤサイに隠れているうちに、少々ほぐれてしまいましたがやっぱり旨し。悔しいけれど豚はめじろ台より断然好み。ブロック丸ごと齧り付きたい。

期待以上に美味しかったです!
特にいつもはつけ麺派ですが、こちらはデフォのラーメンのほうが好きです。ちなみに自分は小にヤサイマシマシニンニクアブラが一番バランス良く食べられる、ということも分かりましたね。

それにしても、二郎にもライスが有ったらなぁ。

ごちそうさまでした。