ピコピコポン~圧倒的ツルツル麺!止められない止まらない!!塩つけ麺700g&バラ軟骨&季節の柑橘&海苔&生姜

一度聞いたら忘れられない、一度じゃ何屋か分からない。

ザ・個性的な店名を冠する高田馬場の名店がこちら♪

暖簾もファサード看板も無くこの立て看板だけが目印、ピコピコポンです。

行きたい行きたいとは思いつつ、最近まで土日定休。自粛休業期間を経て第一、第三日曜日が営業になりましたがなかなかタイミングが合わず。

なんて言ってちゃいつまでも行けない、二周年記念メニューの塩つけ麺、食べなきゃ一生後悔しそう💦。

と、言うことで…

きょうは会社休みます🙇

ピコピコポンはお馴染み麺屋歩夢の兄弟店。同じく豚星出身の松延店長とは、歩夢の2周年記イベントの時にちょこっとお話させて頂いてはいましたが、入店した瞬間「今日も自転車?」のお声掛け。覚えていてくれたんですか?!(喜)。

そして券売機を眺めれば、目が眩むような魅力的なトッピングがズラリ!
理性が吹っ飛びます✨

塩つけ麺(ラー油抜き)(900円)+麺増し(200円)麺700g申請+バラ軟骨(200円)+季節の柑橘(100円)+生姜(100円)+海苔(100円)、コールはニンニクマシヤサイマシマシ。
こちらではコールはニンニク、ヤサイ、アブラ、カラメの順番にするのがルールのようです。
又、デフォで入るラー油は抜いてもらうことが出来ます。

ああ…。

この素肌を惜し気もなく晒しうねりうねるオーション麺。滑らかに光を纏い艶かしく丼を満たすこの姿、在れるだけで胸いっぱいに満たされます。

うっとりと麺を眺めた後で、まずはやっぱり野菜から。

ぱくり。

ほぉう…。

うっすらとスープの染みたクタ気味のもやしははじめの一口から味が馴染んで喉越し良く、私のような食べるのが遅い人間には、ザバザバ咀嚼出来る気持ち良さが有ります。かと言って茹で過ぎ感が有る訳でもなくすっと軽いアルデンテ。生姜を混ぜれば一層清涼感が増します。

固い茎に沿った丁寧なカットのキャベツ…

は、ちょっと少な目。

さあ、ヤサイでちょっと餓えを満たしたところで麺、行きます!

ずるうっ!

!!!

衝撃の圧倒的ツルツル感、摩擦係数0もかくや。
唇をマッハで滑り水流のように口腔を走り小気味良く咀嚼を受け止めながら五臓に跳ねるピコピコ麺。
ヤバい、この麺、好き過ぎる!

モグモグ噛み締める麺とは全く方向性の異なる軽やかな食べ心地、やや細め平打ちで加水率高め。
水締めされていることもあり清々しく、もやしや生姜を摘まみながら麺だけでひたすら啜れます。
歩夢のぎゅうっと小麦が詰まった麺とは異なり奥ゆかしい小麦の慈味が優しく広がります。

「これ、麺に乗せて食べてみて~」
と、サービス頂いた「ほぐし豚」

ほほぅ、とワクワク試してみれば、ぎゅっと強目な味染みの良いしっとり豚さん。これ、量がちょっとなことも有り、液状脂を絡ませてはありますが脂っこさを感じなくて凄く美味しいです。無料トッピングのアブラだとちょっと重たい私的には赤身度の高いこれは有料増しするのも有りですね。お酒飲む人は絶対マストな奴だと思います。

今はシークワーサーだと言う「季節の柑橘」、目視で見つからなかったので伺ってみたところ、今はフレッシュな良い柑橘が手に入らない時期なので、シークワーサー果汁を使っているそう。
柑橘の旬は冬ですものね。

柑橘好きなので何も考えずにプッシュしてしまいましたが、果汁だと、後から味変的に絞れるフレッシュ柑橘と違い、始めからスープに混じってしまうので、素のスープの味を味わえなかったのはちょっと失敗だったかな?
ただ暑いところを駆け抜けて来た後の柑橘の酸味は堪りません♪

入っていることを確認してしまったのを、柑橘が足りないと言っているように受け取られてしまったのか追いシークワーサー。

なんかスミマセン…🙏。

スープはつけ麺のつけ汁にしてはかなり良い意味で味が薄めでまろやかな豚ブロスの大海に揺蕩うような安定感の有る塩スープ。ラー油抜きにして貰ったことも有り、尖り無くごくごく飲めるスープです。ちらほら見える黒い粒はブラックペッパーですがそこまでスパイシーではありません。味が濃いのではないのに物足りなさを感じさせず旨味が内臓をゆっくりと活性化させて行きます。

そして本日の豚さん。

ハム?!

豚本来の旨味と薫りを残しつつ、じっくり染み込んだ出汁とカエシ。加熱による繊維の捩れ縮れを感じさせないしっとり柔らかで上質な仕上がり、高田馬場に今神豚降臨!

更に初めて見ましたこんな豚さん。

有料トッピングのバラ軟骨。琥珀色の部位が軟骨です。
そうっと歯を当ててみれば驚く柔らかさ。軟とは言え骨なのに、葛と寒天を混ぜたようなスイーツチックな食べ心地。赤身肉はホロホロで、かと言ってパサつき皆無。歯に吸い付くように組織が断たれて蕩けて行きます。豚の軟骨って調理次第でこんなになるなんて驚きです。人に絶対オススメしたい逸品!。

そして大好きな海苔♪

最後に取っておいてしまったので、汁気で下半分が溶けかけてしまったのですが今回はこれが正解!
素の麺を包み混めばふんわりほどけ麺に溶け込みこれは麺が足りなくなる奴でした。

「替え玉行っちゃう?」と松延店長とお約束なコミュニケーション。
こっち系のお店で冗談かと乗ってしまうと爆死するので気を付けましょう(笑)。

今回は油分が少ないので炎天下走行後の内臓にも負担少な目。
ただスープの底に実はブラックペッパーと辛いニンニクがかなり沈んでおり最後にパンチ喰らいましたとさ…ってこのパターン多いよね、いい加減学べや自分…。

それにしても、辛いラーメンを注文したお客さんに「かなり辛いですけど大丈夫ですか?控えめにしておきますか?」と確認しているシーンというのは初めて見ました。お客さん、笑いながらじゃあ控えめで…と返していましたが、確かに麺量等のような数値化がしにくい辛さって、捉えにくいものが有るには有りますよね。そんな微調整や普通の麺量が250gと少な目な辺り、美味しく食べられるストライクゾーンを目指しているお店なんだろうなと思いました。

初めての訪店でしたがすっかりお気に入りに。有給取ってまた来ます♪。

それにしても、人が働いている時に、全てを忘れて遊んでるって、週休とは違った解放感が有りますねぇ。

ごちそうさまでした。