らー麺土俵鶴嶺峰

お相撲さんが作るラーメン、そんな個性的な麺処。その名もらー麺土俵鶴嶺峰。

美味しい噂は勿論のこと、季節限定で柚子味噌つけ麺がお目見え中とあれば、行かない訳には行きません。

場所は神奈川鶴見中央、片道35kmをチャリでひた走り腹ペコリーナでいざや到着~。

が、券売機を前に衝撃!
お目当ての濱の大横綱(極)(1,200g)のボタンに×印が。
なんとこのメニューは、一段階少なめ横綱(メガ)(700g)を完食しないと注文出来ないそうなのです。

と、言うことで、柚子味噌つけ麺(900円)とおじっとご飯(150円)×2枚をポチリ。

12時10名程の行列に接続、12時45分入店。店内では2名位の待ちが有ります。行列の途中で店員さんが券を回収しに来るので、限定である柚子味噌つけ麺の場合は現金400円を払って横綱盛りに。

着丼!

スープの温めがレンジでチンなのが風情的にちょい残念ですが。

気を取り直していざご対麺。

極太麺とのことですが、そこまで極端な太さではありません。全粒ならではの皮っぽい何かが麺の中にガツガツ練り込まれており、捩れるような腰の強さ、それでいながら瑞々しい透明感が有ります。

まずは麺を一本つまんでひと啜り。

!!!

歯を包み込む繭のような表層を突き進めばムギュッとした密度の高いアルデンテ。これは旨い!

歯が喜びます。ムチムチと麺だけで美味し過ぎて、スープに付けるのが勿体無い程。エンドレスに噛み込めます。

が、湯気を立てるスープの熱が冷めないうちにスープも絡めてちゅるりんと。

スープはとろみが有りながら粘りを感じない中庸タイプ。豚骨の甘味に魚介の旨味、塩加減は私個人の好みより少し控えめ、これはタレとしてではなくきちんと食べられるスープですね。
味噌のコクに微かな唐辛子、麹の甘さも相まってカレーやゴマダレまでも錯覚させます。
麺をそのまま啜ってレンゲでスープを運んで口の中へ。この食べ方が私的にはベストです。麺がスープに浸からない分、冷めにくくもなりますしね。

スープの中には鶏つくねに細切れチャーシュー。

鶏つくね、ちょっと香辛料を感じる味付けに鶏の甘味が引き立って凄く美味しい!
2個しか入っていないので増せたら良いのに…。

チャーシューは結構固くて繊維とパサつきを感じるコンビーフっぽいチャーシュー。が、お代わり(門脇(麺450g)以上だと出来ます)に入っていたのはトロトロだったので、ロットによってブレが有るのかもしれません。

デフォでは本当は更に油揚げが入りますが、トランス脂肪酸を含む揚げ物を避けている私は抜いて貰っています。

麺上のほうれん草のごま和えは、それだけでは味が足りないのでスープにドボン。それを麺にパスタのように絡めながら一杯目のスープを一滴残らず掻き込みます。

お代わりの2杯目が来たところでそのままだと固くて渇き気味の豚バラ肉を全投入。熱々のスープで温めます。ついでにスープを絡めてしゃぶしゃぶ風に。柔らかく甘辛味のそそるそのバラ肉をオカズに麺を啜り、多目にスープを残しておいたところでおじっとご飯×2オーダー。

グラパダーナチーズパウダーとワケギの盛られたライス。お米がホカホカなのをスープにドボン!

ちょいご飯が多過ぎてやっぱりスープが足りない感じですがグニグニ混ぜてレンゲにねっとり絡みつくリゾット風を口に運べば。
ウマ!
って言うか、豚骨魚介に味噌でチーズに米が合わない訳が無い!
グラパダーナはパルメザンより塩味脂肪分が控えめなので味がまろやか。きつくなり過ぎることがなく溶け合います。
胡椒を振ってパンチを増せば、これで更に飯が食えそうです。

が、そこで更に欲張り。

笑。

これ、スープ割りの和風だしが入っているのです。

ちょっとおじっと丼にかけて味を見て、これはイケると全投入。

ずず…。

ぅおぉおー!

旨過ぎるぅうー!!

味が薄まるかと思ったらとんでもない。清しい魚介の和風出汁が、濃厚一点張りだったリゾット風をサラサラの出汁茶漬け風に。何気にワケギも彩り以上に良い仕事をしており香りと苦味がアクセント。心地好く胃を清めて行きます。

名前程、柚子の主張が強くないのは好みの問題。個人的には生姜も入れたいところです。

指が写り込むと言う初歩的痛恨のミス…。

かくして横綱昇格ですので、次回は晴れて濱の大横綱に挑戦出来ます♪

ごっちゃんでした!