麺屋歩夢

麺屋歩夢@神奈川県淵野辺

こちら家族や女性も入りやすくテーブル席まで有る二郎系、しかも「自家製麺が美味しい!」「豚が神!」と噂の超魅力的なお店。

更につけ麺のスープを使った「つけ味ラーメン」なんてメニュー有りと来れば、行かない訳にはいきません。

と、言うことで!

シルエットの御方が捧げ持っているものが、もはやラーメンには見えない!(笑)

13時着にて待ち15人程。
こちらでは食券は先に買って列に並びます。

麺類は全て腕とバラのチャーシューが一枚づつ付くらしいので、各2枚づつになるようトッピングでチャーシュー券2枚、ついでにしょうがW。

18席、店員3名の回転は早く20分程で入店、確かに女性も私を入れて3人程、家族連れも行列含めその時点で2組、幅の広さを感じます。

店長さん?っぽい人が、三角巾もしない茶髪にピアスのハードロッカーみたいな人で一瞬ビビりましたが…。

お弟子さん?っぽい人達は三角巾着用で優しっぽくてホッ…。

因みにつけ麺はデフォでラー油が入りますが、食券提出時に申請すればラー油抜きにも出来ます。
更に、もともとスープに入っている分は無理ですが、最後に丼に入れる「白い粉」も抜いて貰う事が出来ます。と、言うことで上記申請。
「大」が付くメニューの注文で、麺量は無制限に増やす事が出来ます。

と、言うことで着丼!

麺1kg、コールは野菜、ニンニクです。

さて麺を食べよう、としても麺が重い!長い!引っ張り出せない!

透き通るようなきれいなもやしを崩しながら箸を差し込んで行き、もやしとスープを絡ませながら食べ進めます。

さてスープを一すすり。
お!深みの有るまろやかで旨味の有るスープ、塩の尖りも無くスープとして且つ調味料としてもかなり美味しい。確かに化調感は有りますが、それを上回る豚のエキス、柚子の皮や唐辛子も入っておりかなり個性的なスープです。

お楽しみの麺は見た目の太さより柔らか目。むにゅっ、ぷにゅっとしてきしめん寄りです。ラーメンだとこういうものなのかもしれませんが、私的にはもっと固めが好みです。
が、初見の女性の麺1kg、もしかしたら食べやすいようにお店の人が配慮してくれたのかもしれません。

豚は期待どおり腕とバラが2枚づつ。
厚みも有り噂に違わぬボリューム感。

ただ、これは私がチャーシューと言う調理法そのものがあまり好みに合わないのかもしれませんが、この煮出して出汁の抜けた肉に味を付けた…ような味が「神」を冠する程のものかはちょっと微妙。良くも悪くも、煮豚、と言うにはちょっと固め、特にバラは固めです。食感としてはホロホロとしっとりの中間くらい。繊維部分は前歯では噛み切り難く、歯に挟まる感じです。
ただ、脂身がしつこくなく、これまで食べたチャーシュー全般に言えるのですが、ブランド豚を塩胡椒だけで…のような味わいと、フレンチともベクトルの異なる真逆の食し方、私はまだその真髄を識るに至ってはいないのかもしれません。

あとついでと言っては何ですがこれ…。
マスタードか辛子を塗って、サンドイッチにしたら美味しそうな気がしてしまいましたね。

あとしょうがWはちょっと味が変わり過ぎてしまうので、しかも漢方っぽくなってしまうので、無しで海苔増しにすれば良かったです。

マシてなくてもスープがアブラ入りなのは二郎系のお約束なのでしょうか?
そして大盛りにするとすり鉢になるのも二郎系のスタイルなのでしょうか?

ごちそうさまでした、長々とすみません~とお店の人に挨拶すれば、いやいやそんなこと無いですよ~(にっこり)、ありがとうございました~(にっこり)と、一見コワそうな店長さんも物腰柔らかなお弟子さんも、温かく見送ってくれました。

因みにお隣に座った常連さんらしい男性も、店長さんと楽しそうに話をしながらすり鉢でつけ麺のあつもりを食べていましたが、やっぱり男性のすり鉢は迫力が有りますね。
付けスープがラー油で見事に真っ赤っ赤で絶対食べられないと思うんですけれど、人が食べていると美味しそうに見えてしまうあるある(笑)。

常連さんと店主さんの語らいを、「常連びいき」なんて言うコメントも見ましたが、「食べて出ていく」だけのお店より、そんな人と人との繋がりが有るお店のほうが私は好きです。

ごちそうさまでした。