覆面智

さぁ大晦日、吸い込まれそうな青空の下、向かうはその名も覆面智。

ぐはっ!
めっちゃ行列してます。

こちらのお店はツイッターでその日のメニューが告知されますが今日のお品書きは青森県十三湖産大和しじみとスッポン、徳島県産阿波尾鶏、大分県産スッポンをお出汁に使ったラーメンなのです。

と、言うことで売り切れ御免の最終日、早めの到着11時15分接続にして約50人、しかも進みがとても遅いです。
まあ、これまでが割と順調過ぎたのかもしれません。待ちましょう、煩悩払いに瞑想でもしてZzz・・・・

因みに普段は券売機での食券購入ですが、今日は混雑の為行列中に店員さんへの現金払いにて購入。
私は勿論、

特盛は、麺400gだそうです。特盛だとスープも増して貰えるそうな。

12時28分、完売!

13時10分、入店、更に店内待ちで13時25分着席です。
座席数は8席、オペレーションはトモさんと弟子のハナさんの二人、それから券対応の女性スタッフ一名です。そしてお客さん達も全体的にゆっくり味わって食べ、トモさん達とのコミュニケーションも味わいのうちという雰囲気で、成程これは進みが遅いのも納得出来ます。

ひとまず食券を渡し、一杯づつのサーブをお願い、まずは塩から着丼!

そして今回はスッポンスープが別椀仕立て。

こちら、最高のタイミングで食して欲しいとの計らいから、麺がサーブされたら携帯電話はお控えくださいの貼り紙有り。パチリと撮ったら即頂きます。

まずはと初めてのスッポンスープ、口に含めば口腔を愛撫するような濃厚な旨味。が、何故かしじみの風味もするような気がしたんですけどこれがスッポンのお出汁の味なのでしょうか?
スッポン知らないので何とも言えませんが美味しいです。スッポンのお肉も入っていたんですけれど、シコシコとした淡白な味わいは、なんだか鶏の胸肉みたいでした。

そして本体、塩ラーのお味はとスープをかぷり。
おやや?こちらのお店のスープはしょっぱいと聞いていましたが、全然そんなことは有りません。むしろ私的には標準か標準少し下。
しじみは勿論香るのですがどちらかと言うと鶏、しかも、脂をかなり感じます。決してしつこくはないけれど思っていたよりさっぱりでもないですね。
ただ鶏としじみがバラバラなのがラーメンとしていかがなものか。
麺は色味の薄い淡白な中太麺。スープの拾いが悪く、私的にはレンゲで一緒にしながらごくごくスープが飲める、主張の強すぎないタイプです。こちらの狙いはそこなのでしょうね。歯応えは弱すぎず強すぎず。
薬味もオーソドックスな葱系ではなくお正月と言うこともあり三つ葉なのが意外と相性良しですね。

肩ロースのチャーシューはホロホロ蕩けると言えば聞こえは良いですが、ちょっと薄過ぎ。ただ、チャーシューの特別感を拭って、あくまで主役の座を譲る仕様と念頭に置けば、チームプレーとしては有りなのかなと。

その他トッピングは海苔とメンマ、煮卵。海苔はなかなか香り高し。煮卵は白身やわやわ黄身ねっとり。味付け標準。

スープの底からはザクザク殻付きしじみ。勿論、身をこそげて食べ尽くします。

そして途中でスッポンスープに麺をダイブ。これが旨味濃厚、醤油に通じるコク深さ。堪らない!

そして2杯目、醤油行きます。

スープを飲めば、むー、ちょっと「醤油」がチープです。出汁はリッチでも醤油のボディが厚み不足。その為今一つ立体的な力強さが生まれて来ていない感じです。これは出汁に頼らずにもう一歩頑張って欲しいところ。ただし、醤油効果か出汁にはかなりまとまりが出ています。
そこで、塩では使わなかった卓上の胡椒をパッパと降れば、かなり輪郭がはっきりと。
また2杯連食する私に気を使って頂いたらしく、今回は麺も変わって加水率高く卵系のプリプリ麺、塩の時の麺よりも私は断然こちらが好み。ツルツル♪

こちらも然程塩分の尖りを感じる事無く、〆て丼2杯、椀2杯完食完飲、平らげたそばから丼を下げられてしまうので完食写真は有りません。

そして頂いた会員カード。

この黄色い丸シールは何ですのん?

詳しい説明が有りませんでしたが、ググるとなんとなく会員でないと水曜日の限定麺が購入不可とか、トッピングがシールの数によって無料で付けて貰えるとか、そんな理解で良いのでしょうかね?

あくまで出汁がメインのラーメンズ
初めてのスッポン、美味しかったです。
ただそれだけに、醤油をもう少しいい奴使って欲しいところですがこれ以上のコスト増は難しいかな…。

と、2019食べ納麺は栄養満点、新年を心も体もプルップルで迎えられます。

ごちそうさまでした。