自家製麺No11

何故か仕事納めが土曜日で、何となく祝祭日感覚のズレを感じつつさぁお休みだの師走29日。

何だかんだで気が緩んだのか、朝目を覚ませば大寝坊。
それでは近場の気になるあの店、レッツラゴー!

と、やって来たのは板橋区大山。
聞きしに勝る大行列です。

普段は無添加化学調味料、オーガニックなんてカテゴリー大好きなんですけれど、文化芸術伝統技巧と致しましてのラーメンの世界、一度は試したい二郎系。なかでも7月にオープンしたばかりながら凄く勢いの有るこちら、昼営業は日曜日のみ。
この機会にと12時30分、接続!

あ、こちら気を付けなければいけないのは、並ぶ前に食券を買っておかないといけないのです。
更に大盛りボタンは売切ランプが付いているので、現金にて行列中に食券を回収される時点で200円をお支払いして注文します。大盛りは約500gとのこと。

店頭到着!

スマイル0円!

気遣い、半端ない!

女性率は0.1%というところですが、清潔感も有って良い感じ。そして行列のわりに進みは早いです。

13時15分、着丼!

ではなく、トッピングの野菜増し+増し豚分が先に別丼で。

後から本体着丼!

豚増しラーメン(1,150円)+麺大盛り(200円)+トッピング野菜増し(60円)+生姜ダレ(50円)、コールは全増し(チョイ野菜、にんにく、チョイ脂)です。

しかし、野菜増しのボリュームにびっくり、しかも脂が凄い絡んでおり、更に肉増し分まで乗っているのでこれだけでもかなり有りますね。
野菜はかなりクタクタに茹でられておりああ栄養抜けてるねって感じなのが残念ですが、モヤシにそこまで栄養は期待していないのでまあいいか。

本体は丼すれすれの高さまで麺が溢れ、スープを掬おうと麺を避ければかなり水面が下方に有り掬いにくいです。
店名にも冠する自家製麺は太く捩れるように波打っており捏ねたようなもっちもちゴッワゴワの弾力。正直スープの拾いは悪く、またつけ麺の麺のようにそれだけで食べられる粉の旨味は有りません。

さて気になるスープのお味はと見れば、ああ、これか。
スナック菓子のような素材の見えない味、即席的な加工食品の味、化学調味料ってこれだったなって味がガツンと来ます。それを包み込む豚骨出汁は癖が無く、味醂か酒か甘さがかなり。
けれど塩分はかなり控え目。麺が多くモヤシメインにちらほらキャベツの野菜には味付けが無いのでスープの味は正直ちょっともの足りないです。

その為、早々にニンニク、生姜ダレをば参戦!
共に粗切りタイプ、ニンニクはかなり辛味が有るのでスープに沈めて加熱します。生姜ダレはダレと言うよりほぼ生姜そのもの。ですがギトギト脂にちょっとパンチ不足。
卓上のラー油を垂らしたらかなり良い味加減に。

豚はこれまたステーキカットみたいのがドカンドカン。赤身部分はホロッホロ。脂身部分はトロットロ。私の好きな皮付きで、これが神豚って奴なんですね。味は大味ですけどラーメンのトッピングならこの位がいいのかも。

とにかくてんこ盛りのラーメンの食べ方に慣れていないので、野菜の丼に本体から麺やスープを掬い取りながら食べましたが、だんだん混ざってやきそばみたいな状態に。ついでにやっぱり背脂が脂っこい。そして最後に気付いたんですけど、スープ、カエシが丼の底に溜まっていたのですね。これはちょっと失敗でした。

と、言うことで、野菜に絡められた背脂とスープは
完飲せず。

正直、これ系に中毒性を覚えなかった自分にちょっとほっとしたりもしてしまいました。
やっぱり化学調味料系には心が追い付かず、背脂系には内臓が付いて行かない感じです(笑)。

こちら、二郎系とは言え実は富士丸と言う別系譜のお店で、通称「マサさん」と言う方が店長さんらしいです。どなたがその方かは分かりませんでしたが、3人いた店員さん、どなたも気持ちのいい接客で、食べるのが遅い私にも最後まで嫌な顔一つせず「また来て下さいねー」と送ってくれました。このお店、実はロットごとお客さんを入れ替えるスタイルだったので、私はかなりそれを乱してしまっていたんですよね。

個人的にラーメン的には辛口評価になりましたが、コスパ的にも良いですし、メチャ応援したいお店です。

ごちそうさまでした。