ローストビーフ油そばビースト歌舞伎町本店

ラーメンのトッピングのメインと言えば、鶏豚チャーシュー、煮卵でしょうか。

けれど豚も卵も鶏肉も、日常的な素材なんですよね。

そんな折、部のメンバーのやまぴーの、ローストビーフが好きだというセリフに好奇心を刺激され、やって来たのはこちら♪

ローストビーフ油そばビースト歌舞伎町本店です。

これ勿論、夜は目が赤く光るんですよね!(ワクワク)

店前看板。

ローストビーフに使われているのはみすじという部位だそう。みすじ、ググってみたら、肩と腕の辺りの部位なんですね。
言葉面から、眉間の辺りかと思ってた…(爆)。

むむ?

ローストビーフラーメンのつもりがこちら、考えてみれば油そばが看板商品。
折角なので食べたことの無い「油そば」なるものに挑戦してみることに。

更に、定番の熟成醤油を選ぶつもりが和風カルボナーラのような味わいというクリーム油そばに興味が移り…。
実はスパゲッティ・カルボナーラというものを食べたことが無いのです。パスタを食べようと思うとついトマト系に走ってしまうので。

ということで。

クリーム油そば(1,110円)+ キング盛り450g(2,960円)+麺大盛り(100円)+(トッピング)アボカド(110円)です。

卓上には味変用の調味料。
お酢に鰹ぶし入りラー油、

ジャンクパウダー(フライドガーリック入りカレーパウダー)に茎わさび。

肉の量に応じて共される調味料やトッピング。

何故か辛い系ばかりですね?

食べ方マニュアルがこちら。

セオリーに則りまずはローストビーフからいだきます。

ぱくり。

ほほぅ…。

実はローストビーフというものを食するのはまだ人生2度目。

ほんのり温かなローストビーフは、記憶の奥のものとは異なり、確かに脂気に頼らない肉の旨味が素直に美味しい。柔らか過ぎず且つ歯切れ良く、端っこの火がしっかり入っている部分までパサつく事無く、これはかなり良く出来ています。
定番のホースラディッシュを添えればきちっとした辛味が文句無しの主役たる味わい。
添え野菜の玉ねぎや人参も、きちんと甘味が引き出されているのが野菜派としては嬉しいところ。

自家製麺を引き出して食してみれば、極太もちもちまるでうどん!

混ぜます!

この段階でアボカド様がフェードアウト(悲)!

ひとまずすすればソースはクリームと言うよりバターっぽいと言うかマヨネーズっぽいと言うか。
かなりネトネトベタベタ糊っぽいです。
そこにピリッと山葵味。ポーチドエッグも味にほとんど効いて来ません。
うん、もうやっぱりこの時点でカルボナーラと違うだろうな(笑)。

しかも、トッピングオプションでたれ増しをしないと、肉や麺を増やそうと、たれはスモールと量がほとんど変わらないようなのですね。どうも味が足りないです。
しかも自分で肉盛っておいてなんですが、肉と麺との量もアンバランス。
麺は通常180g、麺大盛りでも1.5倍止まり、替え玉というシステムが無いのでやっぱりそばと言うより肉を食べている感じです。

調味料で味変や味増しをしようとしても、クリーム味とはイマイチ合わないものばかり。後半ちょっと飽きて来ます。

ですが、さっぱりとした紅葉おろしや花椒の広がりの有る辛味はなかなか宜しい感じでした。
茎山葵と言うのもアイデアですね。

そして、気が付いてしまったのですが、私はやはりスープが欲しいみたいです。
ラーメンスープを纏った舌越しの良いジューシーな麺が途中で恋しくなってしまいました。

そして最後に追い飯がほんの少し。

最後のたれとローストビーフに胡椒をガリリと降って〆になります。

ご飯はもうちょい水分を控えてパラリと炊いて欲しいところでしたがこういうのが一般的な好みなのかな?

うぅ~ん、
ラーメンの筈が油そば
ラーメンの筈がローストビーフ
ラーメンの筈がカルボナーラ(笑)

ちょっと方向がズレましたが何事も経験。

ごちそうさまでした。