冷やしやつけ麺が無くなって、すっかりご無沙汰の自家製麺浜一。
けれど一度は自家製麺の、熱々バージョンも食べてみるべき？
そう思い立ち一路走る府中街道、どんどん切り替わる浜一さんの限定、さて本日のお品書きは？
【限定】浜シュリンプmiso 汁あり
麺増し１㎏
野菜マシマシマシ
麺カタメ油少なめ味薄め
魚粉生姜ニンニク少し
第一に着丼メインのすり鉢、麺と野菜。
マシマシマシは１丼では入りきらないから、と野菜マシマシ第二のすり鉢。
更にご好意の生卵まで着丼し、大将のめくるめく温情に、感動のあまり意識がクラリと遠退きます。
通う頻度が低いにも関わらず、本当にありがとうございます🙏
それでは一期一会の浜一プレミアム、いただきます。
ばくり！
熱々野菜を頬張れば、既に何となく風味の有るしゃきしゃきもやし。キャベツ比率も高めで優しい甘味が口腔を潤します。野菜すり鉢にせっせと麺上の野菜を移動させ、急げ急げやカタメめーん！
ずるうっ！
あっ💦あっ！
うねりギザり平打たれた麺、タレに近い粘性のスープをこれでもかとまとわりつかせ、啜ろうとすればそれを空に四散させるまさに汁ありに相応しいスープを拾いまくる麺。が、これはエレガントには啜れない！
持参の割り箸でぐわしぐわしと引き出して、ずずっずずっと小刻みに。いやこれは数本ずつに本数を絞ってあぐりあぐりと行くべきか？
それにしても始めからかなり濃い色に染まった麺。まるで汁なしのようでそれを大将に伝えたところ、なんでも麺がすぐにスープを吸ってしまうとか。浜一麺の特徴なのかカタメだからなのかは聞きそびれましたがこれはスープと麺の一体感を楽しむのが好きな人には堪らない特徴ですね。
私個人的にはつけ麺のように麺の素の味を楽しめるほうが好きですが、浜一麺はスープに負けないオーションの風味がしっかりしているので見た目以上に凝縮した小麦感をも味わえます。
ちょっと生パスタ的な感じもするので前回前々回の限定、浜クリームや恋の🍅トマラバも相性抜群だっただろうなぁ…次回は絶対食べたいです。
そしてまさかの追いスープ！
そう！シュリンプmisoがシュリンプmisoたる本日のメイン、スープ！
レンゲを沈ませようとしてもねっとりと緩やかに咥え込んで行くドロッドロの海老味噌スープ。
海老の風味は身の甘さではなく殻の毅き芳ばしさ、味噌は白系麹系ではなく豆味噌八丁系のコクと独特の濃厚さがゴリゴリと押し寄せます。見た目程には塩分は強くありませんが加えられた海老オイルかスープ自体にもニンニクや唐辛子等の香辛料が溶け込んでおり油少なめでも厚めの油膜の重さも有り、汁なしに匹敵するパンチ力。別丼野菜をそのまま一緒に食べて丁度良い塩梅です。
これだけの濃さが有りながら、あっさり派の私の箸を止めさせないどこか不思議な軽やかさが有るのがまさに浜一マジック！
本日の豚さん！
すり鉢で山で麺増しで、そこまで大きく見えませんが、まごうことなき巨大豚。
ちょっとキシキシ感の有る赤身はスープと合わせてほぐすと良い感じ。
脂身はやはり多めな部位ですが、以前より薄味になり脂身もトロトロで甘くまさに呑みもの。トッピングのおろし生姜がとっても良く合います。
そんな生姜、これまで私が食べて来たメニューではどれもとても良い仕事振りを見せてくれていたのですが、今回の濃厚スープでは完全に負け気味、少し増したニンニクのほうがやはり相性良かったですね。
これまたご好意のうずらの卵。食べやすい大きさとツルンとした舌触り、箸休めにぴったり～♪
最後は定番、生卵でのすき焼き風。これまた浜一ウネウネ麺との絡みが見るからに食欲をそそる一椀で、熱を冷ますひんやりとした卵黄の甘さと味噌の力強さ、麺の旨味が渾然一体となって流れ込むのを恍惚として味わって…。
追いスープには手が付けられず、まるごとご返杯になってしまいましたが…🙏
相変わらず一人一人のお客さんを大切にしている事が伝わって来る素敵な大将と、ラーメンと浜一での「時間」を味わいに来ている事が共有されるお客さん達。
退店すればまだまだずらりの行列からも、浜一さんの愛され度が感じられます。
ちなみに今回の限定浜シュリンプmisoは、４日分の材料が１日半で完売と言う記録的な人気を博したとか。
そんなメニューを大将の優しさと一緒にお腹いっぱい食べられて、今日も幸せいっぱいです♪
ごちそうさまでした。
