麺屋歩夢淵野辺本店~正月初日熱々濃厚!限定汁あり担々麺

お正月と言えばそう!
大大イベント麺屋歩夢淵野辺本店恒例、限定!

早くは5時から並んだ強者も。私はそんなファスロチームが落ち着いた12時30分約20人程の行列に接続です。

入店すれば、本日は歩夢店主、のりさん、イランさん、お母さん、更に八景店主の師匠さんとフルキャスト

🇵🇭フィリ🇵🇭さんの奥様により時節毎に描き出されるポスターは毎回のお楽しみ。

13時25分、着丼!

担々麺(1,000円)+麺増し(100円)(麺1㎏申請)+海苔W(200円)。コールはそのまま。
今回の無料トッピングはニンニクのみ。デフォで豚は付きません。

私は幾杯もの丼が仕上げられて行く調理台を一望出来る手前右奥の通称アリーナ席を頂けたのですが、今回の担々麺、本当に色鮮やか。
ずらりとこの担々麺が並ぶ有り様は目に目映い程の美しさです。

実は担々麺というものを食べるのも初めての私。辛味の強いものも巷には溢れるなか、歩夢の限定は割りと万人向けに調整される傾向に有るので大丈夫だろうとは思いつつ口が滑っていきなり麺1㎏申請(しかも通らない)。しかも、柔麺だと喉を通りにくくなる私、麺量申請した後で今回は麺カタメ不可の通告を受け試合前にし妙なフラグが立っておりましたが…。

ぱくり。

!!!

う、旨い!

紅に綺羅光るラー油は切り裂くような辛味。が、ベーススープは濃厚クリーミー胡麻と脂の甘さとまろやかなコク。こってり系が苦手な私ですが、脂そのものでない為か意外にも口通りが良く大好きな胡麻風味の贅沢な奔流がその口福のみを味覚神経に伝えて来ます。

野菜が無いので即ほっぷミーツヌードル!

ずるるぅっ!

!!!

確かにノーマル~柔目と思しき茹で加減ながらいつもより太目に仕上げられた麺は「ぬめり」までは行かない口溶けの良いでんぷん質を纏い、太く在りつつもうどんっぽさの無い歩夢ならではのクオリティ。いつもより加水率も高めで意外にも啜る唇への触れ心地は驚く程滑らか。しかも最後までほとんど伸びない密度の高さが有ります。

スープ。

は前述のとおりですが、クリーミーでとろみが強く、ラーメンですが汁無しのよう。
麺によく絡みますが麺が極太なので非常にバランスが良いです。脂や味の濃いのが苦手で野菜が増せない今回の仕様にかなり不安を抱いていた私ですがこれは非常に良い塩梅です。

そんなスープに守られてか全然冷めない極太麺。上面になっている部分でさえ、スープの油分に蓄熱されて、どこを食べてもいつまで経っても熱い熱い熱いっ!!!(涙目)

本日のメイン、担々肉そぼろ!

辛さは控え目ですが生姜や痺れ系の香辛料がピリッと効いているところが歩夢らしいです。単独よりもスープと合うように調整されており、挽き肉と言うよりゴロゴロ塊っぽい極粗挽きで、様々な部分が使われています。肉の筋部分チックなコリコリグニグニした食感が非常に楽しく、ピーナッツの軽やかなサクサク感がクリーミーな全体のスペックの中で良いアクセント。

海苔!ヤバし!!

これめっちゃめちゃ合いまする!
海苔を敢えてスープに浸してラー油色の白髪ネギと麺とを頬張れば、通常のラーメンスープには無いナッティな芳ばしさと磯の香りが旨味マシマシ相乗効果。あぅっ、トリプルでも良かったか~っ!

と、麺が減って来たところで一気に混ぜる混ぜる混ぜる!

ずるるぅっ!

うぅ~ん、肉肉リッチ~♪

これまでチビチビ食べていた肉そぼろが高比率で口に溢れ非常に満ち満ちた気持ちになります。
なるべく色の薄い汁を吸っていない麺を中心に食べ進めていたのもギアチェンジ。一気に濃厚スープも含めてラストスパートにかかります。
しかし、それだけに濃度を増した麺やスープが内臓に猛烈な圧を掛けて来ます。

むむぅ…。
野菜が無い分ボリューム的にはいつもより(多分)少ない筈なのになんで私撃沈し掛けているんですかね…。

やっぱり食べられる量って一般的に数値化される重量だけでは表せないものですね。
正直油は水より比重が軽いですし、私は元々油分に弱いので今回のスペックはかなりハードル高かったのだと思います。

ひとまず固形物を食べ切って最低限のマナーは守った安心感をバネにKK。

これはやっぱり米が欲しい奴でしたね。

二郎インスパのパンチはガツンと有りつつも繊細さを兼ね備え、歩夢店主のセンスを伺わせる担々麺。
たった1日の展開とするには実にもったいない一品でした。

退店すればラスロ狙いで続々集まって来る常連の皆さん。ずっとお会いしたかったYabetchiさんにもお会い出来とても嬉しかったです。

こんな状況下だからこそ人の笑顔が愛しくて、
出会えたことを言葉の一言一言を、心底大事に思います。
歩夢は大切な人達と繋げてくれる特別な場所でもあるのです。

と、言うことで2021年すり鉢初め。

ごちそうさまでした。