麺屋歩夢淵野辺本店~ノリノリのりさん辛い大つけ麺は限界突破の逸品だ!(色々な意味で)

今年も気付けば後一月。
麺屋歩夢金沢八景店ではラーメンwalker持参者のみの週末限定汁無し担々麺が始まりました。

さすれば皆様Go to 八景、逆に淵野辺の状況や如何にと敢えて本店に突撃です♪

13時、空席有り。
本日は歩夢店主も八景、本店はのりさん、イランさん、お母さんの布陣です。
店主不在なら麺量も安全安心と、のりさんに800gを申請すれば。

「2㎏ね!」

…は?

「うち1㎏からしかやってないんで!まぁ適当にやっときますわ!」

13時18分、着丼!

辛い大つけ麺(1,100円)+しょうが(50円)、コールはヤサイマシマシニンニクです。

不穏な空気は有りましたがこの物量はいかなるものか。

「あ~、結構、俺に殺られている人、多いんですよ!」

聞けば9月辺りから、麺打ちはのりさんが基本的に担当しているとか。
愛情を込めて打ち込んだ可愛い麺を晴れ舞台へと送り出す親心ですね優しさですねそうですね。

愛情一本麺一本、慎んでいただきます。

ぱくり。

!!!

明らかに前回より幅広で加水率が上がっています。
グミッと心地好い弾性を持ち歩夢らしいツルツルと滑りの良い完全なるストレート麺、適度な長さで食べやすく、オーションの香りは低めながら口に入れた瞬間から小麦の柔らかな甘味が口いっぱいに広がります。息を吸う様な心地好さとムギュッとした質感を併せ持つ瑞々しい麺です。

そう言えば、全体写真を撮っていなかったなと食べ掛けですがパチリ。

私、つけ麺は「つけ」麺と既に認識していません。
「おかず」と「白麺(飯)」だと思っています。
ヤサイと生姜を麺上に移しながらツルルッツルルッ、気持ち良~く食べ進めます。

スープ!

シャバ感無くトロミの有るつけ汁は浅く掬って口に含めば強烈な辛味と香味、そのベースとして柚子の風味、豚骨スープ感はほとんど感じられない辛味主体のつけ汁です。
正直なところ、柚子は粉末由来なので加工物感が有るのが残念なところ。生の柚子果皮の細切れも散見されそこはさすがにフレッシュ感が有るのですが、個人的には柚子風味と辛味の相性は微妙なところ。どちらかと言うと柚子味はめじろ台二郎のつけ麺のように甘味と合わせるのが好みです。
但し、この柚子風味故にラー油の重たさが軽減されているのは確か、酸味も結構効いています。
痺れ系は少な目で、いかにも辛さを求める人向けの味わいですね。

「麺、全然減ってないですね~(笑)」
可愛い我が子(麺)が気になるのか、プレッシャーを掛けてくるのりさんに、気のせいですよ~と返しつつ、寧ろ減らないのを感じているド辛なつけ汁の血液のような紅からヤサイの上へ引き揚げた本日の豚さん。

いつものとおり、部位の異なる2枚です。
ちょっと脂身が多いなと思いましたが意外や意外、この脂身の甘味が、辛味主体のなかでは良い緩衝役に。
赤身も程好く肉肉しいみっちり感を残しつつ柔らかく、肉本来の旨味も残した味加減もよろしくつけ汁の辛味も非常によく合います。

野菜をほぼほぼ食べ切って、つけ汁をすり鉢に全て空け、数口食べたところで強い辛さにギブアップ。ここで必殺、スープ割り!

!!!

し、しまったあーーー!

熱々スープに覚醒する辛味香辛料、すり鉢から立ち昇る刺激に鼻腔からしてやられます。

いやいやまさかと麺を啜れば既に熱を帯びて痺れていた舌を更に焼く辛味、まさかのスープ割りが裏目に出るとは!(泣)

しかしのりさん渾身の麺は太さも有り心強し。
少々ペースダウンは否めませんが、麺を食べる事に意識を集中することで、辛味に神経を持って行かれることを防ぎます。

最後の一掬いのヤサイ…が汁を吸い切って辛さマーックス!

そして固形物完食後、真っ赤なスープを前に二悩み。

「あ、麺足りませんよね!1㎏ばかり追加で茹でますね!」(謎の天の声)

待て待て待て!
ググーッ!

最後に謎の沈殿物が有ったのばかりは怖すぎてお残しさせて頂きました…。

「ほっぷさん、過去最高何㎏?次それより盛るから!」
「え?今日?1.2㎏ちょいかな?うちまず申請どおりやらないんで!」

いやいやいや増し過ぎでしょそこ、撃沈したら私のガラスの心臓は粉々です(しかも今日はチャレンジ辛いヤツ!)涙。

店主不在でも、いやだからこそ?
ノリノリのりさんの真価を体感した本日の麺屋歩夢淵野辺本店でした…。

総論としてはやっぱり私的には辛さは控え目がちょうど良さそう。きっちり辛いになると辛さが味の主体になって他の味が分からなくなります。
基本的には甘味を美味しく感じる自分なので、それを活かす辛味加減が一番楽しむ事が出来そうです。

因みに今回は肉体的な辛味への耐性度合いのチェックも兼ねていたのですが、今のところ内臓的排出器官的異常は一切無し。
食べたいと思えば安心してすり鉢量KKに耐え得るようです。

但しヤサイマシマシで麺1㎏を越えると、内臓にあばら骨が食い込む痛みが半端無く、ついでに不自然にしなるあばら骨の根元付近も痛いです(汗)。

ごちそうさまでした。