麺でる南大沢~激レア辛旨!ゆうとブラックスペシャルバージョン

山吹舞い散るすっかりお馴染み多摩ニュータウン通り。本日一路目指すは麺でる南大沢です。

お目当ては限定レッドデビルズでしたが本日は夜から。
その代わりになんと超レアレアな限定、ゆうとブラックが登場です!

こちらは助手のゆうとさんが正式に社員となった記念のメニュー。
一回過去にお目見えし、幻となっていましたが…。
券売機に無いにも関わらず、Twitterでのみ告知のゲリラ提供!

13時到着、並び無し。店主様不在の助手さんのワンオペです。

はい、本日もつつがなく、10号すり鉢着丼です。こちら麺でる南大沢はすり鉢は10号サイズのみなので、心の準備は出来ていた普通女子のほっぷです。

特製混ぜ麺ゆうとブラック(890円)+麺増し(100円)麺800g申請。
コールは野菜マシマシ玉ねぎマシマシ魚粉です。

何となくクリスマスチックな豚さん

スープや野菜の決壊対応のはずの下に敷く銀トレー、すり鉢の円周がはみ出ていたら、あんま意味無くないですか(笑)?

目に鮮やか食欲をそそる原色と、もう間違いないカエシと豚と香辛料の強い芳香、いただきます!

ばくうっ!

野菜インサイド

もやしシャキシャキキャベツふわふわ茹で立て熱々最ッ高!
しかもオーダーしていないネギトッピングがサービスで?ドッサリと!
強過ぎないゴマ油とネギの香りが魚粉と相まってめちゃくちゃ旨ーし!

指つりそうになりながら麺リーフト!

ずるうっ!

!!!

ううううううう旨ーーーい!

カタメ申請の麺でる麺は、ここ特有の四角い断面の中太麺。グイグイ歯を押し返す見た目以上の腰と小麦の濃密な味わい、噛み応えと啜りやすさを兼ね備えたまさに私の好みド・ストライク!

しかも混ぜ麺だけあり最初から既にタレが絡められており、そのタレ自体かなり濃い目。
が、それに負けない力強い麺、きっと単独でもウマイ奴!

勢いに乗ってハーイテンション!
ズルズルーッ…グエホゲホッ!!(←噎せた)

さすがは紅い奴も健在、調子に乗ったらめっちゃ喉と鼻とに刺激ックス、いかん、私辛いの初心者でしたwww。

そんなスープ!

一見かなりの唐辛子色ですがこれは自家製辣油が溶け込んだ色で底に沈むタレは黒に近い褐色。辣油はニンニクも効いた唐辛子の勝ち過ぎない味わいで、カエシベースの濃厚なタレのコク味のほうがガツンと来ます。混ぜ麺にしてはブラックペッパーは控え目で、その分の辛味がきつくない絶妙なバランス。
麺がしっかり味になるので野菜マシマシは必須ですね。

本日の豚さん。

端豚さんまであざーす!

これがまた、トロンふわふわホロホロで、脂身適度で味もやや薄めの超私好みの豚さん。
それが辣油と相まって、猛り立つような味わいに。

混ぜ麺はスープが少ないので麺が伸びる心配は有りませんが、麺の下の方はタレに浸っているので味はどんどん濃くなります。それを防ぐため天地返しを試みてゴロリンチョ。

麺の下からまさかの味玉!
すみません、隠し卵爆弾って男の人の文化じゃなかったんですか?!

???

麺下を掘ればさらに沸き出す小豚さん…。

油断してたわ~…。

今回、わずか2訪目の独り訪店。
店主様不在で日頃の麺増し率も低い南大沢でこんな愛情盛りを発動して頂けるとは…。

けれどめったに自分では頼まない味玉、パクリと頬張れば半熟卵に近いトロリとした白身と優しい甘味の黄身が喉を優しく潤します。

さあ旨すぎる麺をさらにズルズルッ!

ビヨンッ!

はうあっ!!!

ビュッと飛び出した麺から跳ね飛んだ汁が眼球を直撃、深紅の激物が網膜神経に大打撃、痛ゥッ!

右目だけからダラダラ涙を流しながら10号すり鉢と格闘する左頬全体青アザの女(←数日前に自転車でこけて顔面打撲)…怪しくてすみません。

そんなこんなで麺も残りわずかとなり、タレの割合が大きくなって味の濃さがきつくなって来たのでスープ割りをお願いしたところ…。

スマーン!

めっちゃナミナミ、どんだけー!😂

が、一口啜ればあの攻撃的なタレはもったりと濃厚でありながらふくよかな豚ポタージュに包み込まれ全く異次元の美味しさを生み出しています。

かなり重たくなっていた野菜も麺も軽やかさを取り戻しスルスルと喉越しが良くなります。
スープが熱々なのも良いですね。

ある程度冷めるまではレンゲでゆっくり食べるように豚ポタージュを堪能し、沈んでいた玉ねぎで口直し。後は一気に汁完です。

いや~、美味しかった!
やっぱり汁なしとか混ぜ麺みたいなカテゴリーは、追い飯・追いスープまで有ってこそ最後まで美味しく楽しめるメニューだというのが浅いながら私の持論。二郎系でももっと対応してくれるお店が増えるといいなと思います。

と、言うことで、ごちそうさまの時点の私、汗ダッラダラ、己が頭皮の蒸散で髪は総毛立ってボッサボサ。相変わらずエレガントなすり鉢女子への道は遠いです…。

それにしてもゆうとさん、正式社員になってどれくらいなのかは知りませんけど「助手」とは思えない素晴らしい仕事振り。

背筋をピンと伸ばし無理無駄の無い丁寧でキビキビとした動き、ぐるり3方に席が配列された広い店内にて全ての客に対しきちんと細やかな気配りも出来ており、見ていてとても気持ちが良いです。
今回のゆうとブラックは、まさにそんなゆうとさんのセンスが遺憾無く発揮された逸品だと思います。

ごちそうさまでした。