麺屋歩夢淵野辺本店~まさかのトリプルチョモランマ!冷やし中華麺700g(謎)

ピコピコポンへ行ったなら、次はやっぱり麺屋歩夢。
ここは行くたび何故か死闘になるという、意味が分からないトラウマが有りますが避けては通れぬ道でもあります(←更に意味不明)。

と、いうことで、晴れ時々雨最高気温31度という冷やし中華日和の本日、いざ出陣!

12時25分外待ち無し、12時40分、着丼!

冷やし中華(限定ボタン950円)フライドオニオン抜き+麺増し(現金100円)麺700g申請+海苔(100円)×3+生姜(50円)×3+トマト(現金100円)×3。トマトは冷やし中華が有る時期だけの限定トッピング。トリプルトッピングのトリプル増しです。冷やしなのでニンニクは入れずコールは野菜マシマシです。

何これ
マッターホルン、いやチョモランマやん。

Twitter仲間さんに朝教えてもらった山の名前を
早速使う恥も外聞もない私。

これ、始めに左の野菜だけの丼を「足りますか?」とカープキャップの助手さんに渡されたので、充分ですと受け取ってしまったのが何かの間違い。
後から来た9号すり鉢本体がデカ過ぎる…。

盛り付け時、食券と現金見ながら何が何枚?と歩夢さんが助手さんと確認していたので、思わず全部トリプル~なんて言ってみたら「あ!野菜もトリプルね!」なんて返されて、いやいやいや!と両手前に出してブンブン振って否定したつもりだったんですけれど…。

ひとまずメンタルをやられないうちにいただきます。

まずはオマケ的な野菜丼からバクリ。

ほぉ…。
茹で上げられじっくり余熱で芯まで火が通った後冷やされた野菜は意外にも口触りが良く、温かいものの方が内臓に良さそうながらこの暑さの中では体熱を上げ過ぎず食べやすいです。クタり過ぎないながら瑞々しくサクサクとした食感も◎。

必死ですり鉢内にレンゲを突っ込み掬い出すスープを野菜にかければ。

!!!

旨い!

前評判からいわゆる酸っぱいゴマ油のスープを想像していましたが、いや口いっぱいに広がるのは豊潤な白ゴマの甘味と豚にも通じる力強いコク。
酢は酸味を付加すると言うより油分の重さを軽減するように作用しておりゴマ油の匂いも尖り過ぎず醤油ベースのカエシもきっちりゴマを支えています。

好きだ!

練りゴマ程こってりはしていないながらつけ麺同様背脂も入っており豚出汁感も有ります。

ひとまず丼野菜を完食したたので、すり鉢本体に着手すれば。

!!!

野菜の山の頂きに、指が触れる程箸を深々と突っ込んで掬っても、麺に届かぬ野菜山!
冷や汗タラリでガサッと掬うもやしを丼に移し、まさかまさかと思いながら野菜の山を堀り返せば掬っても掬っても、全く野菜が無くならず。

まじか…。

さすがは歩夢。桁が違います。

ただ救いなのは今日のキャベツの芯はかなり柔らかく食べやすいところ。

頑張って全部食べてね~

隣でマッハでご自分の麺を啜り切り、温かなエールを私に贈って去って行く見知らぬおじさんありがとう…(歩夢さん達が驚く程速かった!)。

ひとまずわたくし、実は元8年越えのヴィーガンベジタリアン(こんなところでカミングアウト)、野菜は友達❤️と自分に言い聞かせ、丼3杯以上の野菜を7割方食べ尽くします。

スープ!

は前述のとおり(笑)。

しかし!

さあそろそろと麺を引き出そうとしても、野菜の山を押し固める時の歩夢店長の腕力及び山そのものの重量に圧縮された歩夢麺はぎっちぎちで出て来ない!

これは箸を2膳使うべきか…。

が、世の中のフードファイターの人達は、もっと巨大なすり鉢で、普通に麺を引き出し啜っています。
たかだかこれしき、負けてはいられません(←いや比べること自体が間違い)。

びよーんと伸びてからピシュッと跳ね出て来る麺で汁が飛ぶので、ひとまずすり鉢から直接啜るのは諦めます。
空になった先程の野菜丼にざっくり塊の麺を取り分けほぐしながらツルツルッ。

!!!

あ、あれ!
前より美味しくなってる?!

以前は良くも悪くも超低加水で多少の粉っぽさをも合わせ持ち、粉の風味は強くとも見た目以上の重たさが諸刃の剣だった歩夢麺。
しかし今回、多少細め平ためになり加水率も高くなっており、小麦の柔らかな甘さが後口に残る、バランスの良い麺に変わっています。

夏仕様…?

俄然、テンションチョモランマ!

海苔もトマトも生姜もたっぷり。
大好きなトッピング達もキラキラ輝きを放ちます。
ただ、期待した程にはネギの存在感が無いのが残念。

本日の豚さん。

冷たい豚って美味しいの?
って思いましたが意外や意外。
アンティパストとしても成立しそうな完成度。温かいの以上に美味しいです。
赤身肉の繊維の隙間に脂分が染み込み固まっているのが良い方に作用しておりしっとりとした舌触り。脂の味を感じさせない分、脂っこさを感じません。
冷たい分、肉の味もはっきり分かりやすいです。
トマトと一緒に食べると美味しいという評判でしたが生トマトなのでちょっとトマトが負けるかな…。

さすがに味と脂の濃くなった終盤、胃袋もさることながら舌が無理信号を訴え汁完まではならず。

スープ割りも出来るらしいのですが、スープでまた盛られたらという恐怖に言い出せませんでした(笑)。

今日は新しい助手さんも入っていました。
2号店も好調、7月は淵野辺本店は休み無し。
どこのお店もそうですが、暑くなり更に三密対策で冷房を効かせる事も出来ない過酷な条件下での激務、皆さん体を一番大切にして欲しいです。

ごちそうさまでした。