二郎中山駅前店~祝復活!小ぎょったまつけ麺&大ラーメン

食べたかった!
食べたかった!
会いたかったよ中山ァァァッ!!(注:中山は町名です)

徐々に通常営業を開始した二郎直系。
中でもここ二郎中山駅前店は、週単位で変わるトッピングや麺がバラエティ豊か、個人的に一番通っている二郎です。

中山に至る枡形一丁目から新石川の経路はキツイ勾配の連続で、雨だと危険で行けないのですが本日めでたく梅雨の晴れ間。

行かなきゃ☆

12時、約25人の意外と短い行列に接続です。

以前は店内待ちが有りましたが今は無し。個人個人の座席のテーブルは仕切りが付けられてコロナ対策…までは良いのですがテーブル下の持ち物を置く棚にブラッ◯キャ◯プ。こういうものはこういう所に置かないで欲しいのは私だけ?

気を取り直して壁を見れば。

ほぉ!

12時40分、着丼!

ぎょったまつけ麺(780円+100円)+海苔(50円)、コールは野菜マシマシ、ガリです。
いつもニンニクを入れるので、和風仕立てのぎょったまつけ麺、たまにはニンニク無しでピュアなつけ汁を味わってみます。そして勿論、嬉し珍しガリも忘れず。

ぱくり…。

涙!

ああ、紛れもなく帰って来たわ中山ー!(号泣)

正直前回の味忘れているけどこの大雑把感が有りながら、出汁の甘さが塩気に引き立つ、まごうこと無きザ・二郎中山。

やっぱり好きやわ~💕

つるるっ!

!!!

これまた二郎らしからぬツルツル細々プルプル麺。かなり加水率高く短めで喉越しの良い麺です。ある意味、万人受けする麺ですし、回転率アップにも良いですね。個人的に、後半胃を圧迫する高密度の麺よりも安心感が有ります。

魚粉と玉ねぎで「ぎょったま」の今回のつけ汁は、ニンニク抜きなのでかなり蕎麦つゆに近いです。前回より何となく玉ねぎのカットが大きめ。その為か甘さや瑞々しさが引き立ちかなりさっぱりしています。
今回の有料トッピングの海苔は、焼き海苔ではなく乾海苔なので香りは薄いですが汁を吸うとクニリと蕩け、じんわりと染み出す磯の風味は口内で出汁の旨味を重層的に広げます。

そして意外な名役者だったのがガリ
かなり甘めのガリなのですが、このつけ汁とマシマシ美味しさ相乗効果。さっぱりと清涼感が有り、麺と一緒も良いのですが、豚や野菜がガチ無限に食べられます。
豚さんは、麺でるのボリュームに慣れてしまうとミニサイズ。食べやすくバランスの良い大きさで、程好い脂の付き具合、固い訳では無いですがちょっとギュムッとした感じ。

あぅっ。

つけ麺は野菜ががっつり盛られるので、野菜がメイン。あっという間に啜りやすい麺がfade-out。

さぁ、並び直して2杯目だ!
と、店を出れば何と並び僅か10人。何て素晴らしいタイミング。

思わず2杯目は、デフォの大をポチッとな♪。

大ラーメン(880円)+海苔(50円)、コールは野菜マシマシ、ニンニク、ガリです。

13時25分、着丼!

なんか、山ではなく握って乗せた掌の形が残るような野菜の盛り。

見えにくいですが、海苔を反対側に飾ってみました。

が、端まで野菜がびっちりで、私のテクではすっきり立たず。まあいいか。すぐ食べちゃうし。

ぱくり。

うぉあ!

やはりつけ麺とは違う圧倒的な熱量が、野菜からスープから頬を襲い、物量以上に口腔を満たします。

まずは固めのキャベツの芯を中心に。これ、少し有るだけで、柔らかいものと一緒でも咀嚼数増やすヤツなので。しかし今の季節、こういうしっかりした冬キャベツの方が出回り量が無い筈なのに、二郎特別ルートでも有るんかいな。

そんな野菜を旨くする、中山非乳化どカエシスープ。相変わらずバチンと決めるしょっぱ旨ーな輪郭にまろやかな豚骨の甘味、油膜が浮かびつつも喉越し良く、以前より塩分の尖りが少なくなった気がします。

野菜は大のマシマシとは言え丼の円周はすり鉢よりは全然小さいので視覚的なインパクトによる心的プレッシャーは少ないです。

そして野菜に埋蔵されていたお宝発見!

当たって嬉しい端豚さん♪
でも今日のはちょっとショッパめ…。
そしてもう一枚はごらんのとおり、非常に美しいフォルムで発掘されました♪

さあスープの決壊の危険が無くなったところでご対麺~♪

ずるるぅっ!

カタメとは言え、つけ麺の麺のように洗ってはいないので表面からしてモチモチ感が有り、あまりカタメ感は有りません。
しかーし!丼の縁ギリギリまでみっちり詰め込まれた麺がギュウギュウで、引っ張っても滑って千切れて引っ張り出せない!(驚愕)。

それでもここは必殺割りばし。エコ箸よりはよっぽど麺を掴みやすい奴です。
ここで颯爽と啜れなければ、ジロリアンの端くれとしても大頼んだ人間としても名折れ。見ていて紫のバラの人っっ!

全ての道は一歩から。1,000本の麺も1本から。
絡まり合う麺の導線を光回線の如く読み解きながら、元水泳部の肺活量で吸い上げます。
もともと細いツルツル麺、植木鉢の土のような麺塊も、ほぐれて本来の姿を取り戻し、キレキレのカエシと豚のエキスが香るスープと共に体じゅうで味わえば、食即ち生きること、生きること即ち戦いであると体感せずにはいられません。

丼は終盤、食べやすくて良いですね、汁完時目立ちにくいですし。それにしても今日のスープ、最後までフーフーしないと飲めない程熱々でした。ちょっとレアケース。

因みに卓上調味料にホワイトペッパーが増えていましたがブラックよりも辛味がマイルドでラーメンの味を変え過ぎず意外と良いですね。

そして店を出た午後2時前後、外の行列は約20人。
横浜関内が持ち帰りのみで越境解除の週末でこの程度の並びなのは何だかんだでアンダーコロナの影響なのか夏の気温のせいなのか。

久々の二郎でしたが店員さん達も変わらぬ物腰と仕事振り。店主様のご尊父様にお会い出来なかったのがちょっと残念ではありました。前回、「次回は大頼んでくれたら嬉しいな」のお声掛けも頂いていたので。

あんなところもこんなところも、二郎はやっぱりonly one。

ごちそうさまでした。